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活 動 の 軌 跡
1996年
1月
埼玉県都幾川村 野口家所蔵
比企丘陵高山不動附近にて捕獲されたものだが、
発見時家の厄除けとして玄関脇にぶら提げられていたと言う。
3月
無造作に画鋲で戸板に張られていた。
捨てようと思った事も有ったと言う・・・所有者の内田さん。
階段の上り口に飾られていた為、毛は退色しなかった。
シンラ(新潮社)の編集者からインビューを受ける所有者。
所有者はこの標本の重要さを認識していなかった。
甥だけはもしかしてと考え、近くに在る県立自然史博物館に話を持ち込んだ事があった。
しかし博物館は、有り得ない話として毛皮を見にさえ来なかった。
この時の教訓を私は座右の銘とし、標本の情報は当然の事、生存情報にも全て耳を傾け、現場まで脚を運ぶ事としている。
国立科学博物館の小原巌先生と(左端)
元・国立科学博物館の吉行瑞子先生(左)と恩人である井上百合子さん
秩父市品沢 多比羅家所蔵二ホンオオカミ頭骨
憑き物落としで貸し出す度削られて、中心が見える状態になっている。
埼玉県小鹿野町 常木家所蔵
二ホンオオカミ下顎吻端部