top of page

Berlin  自然史博物館所蔵の Canis lupus sp・頭骨標本  155
個体及び二観点よりみたその形態的特徴一覧表

 

List of the skulls of wolves(155 indiv・) preserved in ZMB and of their two cranial characyers

 

 

八木 博 Hiroshi Yagi

 

1997年4月10・11日 、ベルリン自然史博物館においてオオカミ類155個体の頭骨について観察し、ビデオカメラで撮影した。帰国直後、その記録をもとに一覧表を作成しておいたので、ここに公表する。

謝辞
 旧ベルリン大学にニホンオオカミの頭骨が2個あることは、周知のことであったが、「長谷部言人の1941年の論文中に、横浜の英国人Pryerが毛皮とその骨格一具を1887年5月に、その後Hilgendolfが日光産狼の毛皮を、ベルリン大学・Nehring所管の列品館に送ったとの記載があり、もし戦災をまぬがれてそれらの標本が現存するとすれば、現フンボルト大学のZentral Institut Museum fur Naturkunde が該当するのではないか」との井上百合子氏からの指摘があった。
 館長Ph.D.Dieter St o ffler宛のFax文面を井上が作成したが、現実に返信を期待できないだろうとの認識であった。筆者の良き研究上のパートナーである成蹊大学学務部長・大場烈夫氏に相談したところ、日本留学時代から彼と親交の続いている、Buisdurg大学大学院生(当時)の Herr Stranssner Gunnarを通じて直接問い合わせるのが良策ということになり、実行に移したのが昨年3月のことである。  
 半年を経て9月に、当博物館の哺乳動物部門の Dr・Renate Angermannからのメッセージが Herr Gunnarを介して大場烈夫氏のもとに届いた。「19世紀のニホンオオカミの頭骨3個と毛皮1枚がある」との淡々とした知らせに我々の感じた驚愕と感激は、忘れることができないであろう。 今年1月には Dr・Angermannから来訪の許可と標本データーの問い合わせの返信が直接井上氏のもとにもたらされた。この経緯をへて4月の筆者のベルリン行が実現したのである。
 訪館中、Frau Angermannには、大変お世話になった。ニホンオオカミのほかに、ここに記載する150例以上の Canis Lupus sp・の頭骨をみることができたのは、彼女のアドバイスと厚意によるものである。記して感謝申し上げる。
大場烈夫氏と Herr S. Gunnarに対し、ここに筆者の最大限の敬意と感謝を捧げるものである。

 

 

 


 

Berlin lupus1.jpeg
Berlin lupus2.jpeg.jpeg

Table 1:List of the skulls of wolves(155 indiv.) preserved in ZMB and of their two cranial characters

Berlin lupus3.jpeg.jpeg.jpeg
Berlin lupus4.jpeg.jpeg.jpeg.jpeg
Berlin lupus5.jpeg.jpeg.jpeg.jpeg.jpeg
217.jpg
232.jpg
241.jpg
261.jpg
271.jpg
27-21 (1).jpg
281.jpg

canis No.2.3 1997 August 8 発行 牙映像企画

​       編集 井上 百合子

bottom of page